最終更新日:2026/10/20
Microsoft 365管理センターのメッセージセンターでは、Microsoft 365 の運用に必要となる今後の変更情報、機能更新、管理者に必要な対応を IT 管理者が追跡するための重要な情報を確認するための場所です。Microsoft 365管理者は変更を事前に計画し、サービスの中断を防ぐために使うことが可能です。
届く投稿は、大きく次の 3 つのカテゴリに分かれます。各投稿には、判断を助ける情報が付いています。
- 関連性(高・中・低):自組織への影響度の目安(Q1 参照)
- 対応期限:期限までに対応が必要な変更にだけ表示される日付。まれにしか使われないため、表示されていれば特に注意が必要です
- サービス & 月間アクティブ ユーザー:該当アプリ・サービスの過去 28 日間の利用者数。対応の優先順位付けに使えます
- 組織の状態:一部の Teams 機能で、テナントでのリリース状態(スケジュール済み・ロールアウト・開始済み)を表示
投稿は他の担当者にメールで共有したり、リンクを送ったりできます。Microsoft Planner と同期すれば、対応をタスクとして完了まで追跡できます。
- 問題の回避または修正:組織に影響する既知の問題と、サービス中断を避けるための対策
- 変更の計画:システム要件の変更や機能の削除など、対応が必要になりうる変更。管理者の対応が必要な変更は 30 日以上前の通知が目標とされています
- 最新情報の入手:組織で有効になる新機能・更新機能(Microsoft 365 ロードマップで先に発表されたもの)
このほか、サービス レベル アグリーメントに基づく計画メンテナンスのお知らせも届きます。
確認方法
- Microsoft 365 管理センターで [正常性] > [メッセージ センター] を選択します。
- モバイルの Microsoft 365 管理者アプリでも閲覧でき、プッシュ通知を受け取れます。
確認可能な権限
- Microsoft 365 の管理者ロールが割り当てられたユーザーは、次の 10 ロールを除き、メッセージセンターの投稿を閲覧できます。グローバル管理者は閲覧でき、データ プライバシーのメッセージも見られます。
- コンプライアンス管理者
- 条件付きアクセス管理者
- カスタマー ロックボックス アクセス承認者
- デバイス管理者
- ディレクトリ閲覧者
- ディレクトリ同期アカウント
- ディレクトリ製作者
- Intune サービス管理者
- 特権ロール管理者
- レポート閲覧者
- 他の管理権限を与えずに閲覧・共有だけさせたい場合は メッセージ センター閲覧者 ロールを割り当てます。
Q1. メッセージセンターではどのような情報を確認できますか?
新機能、既存機能の更新、廃止、計画メンテナンスなどの投稿を一覧で確認できます。サービス・タグ・メッセージの状態で絞り込めます。
主なタグ
| タグ | 内容 |
|---|---|
| メジャー更新プログラム | ユーザーの対応が必要になる大きな変更。少なくとも 30 日前に通知 |
| データ プライバシー | データプライバシーに関する通知。グローバル管理者とメッセージ センター プライバシー閲覧者のみ閲覧可 |
| 廃止 | サービスや機能の廃止 |
| 新機能 / 機能更新プログラム | 新しい機能、既存機能の更新 |
| 管理への影響 / ユーザーへの影響 | 管理者やユーザーの UI・ワークフローに影響する変更 |
関連性の推奨(高・中・低)
新しい投稿ごとに、自組織への関連度が自動で示されます。アプリ・サービスの利用状況や変更の影響度をもとに判定されます。
| 関連性 | 意味 |
|---|---|
| 高 | サービス中断を避けるため直ちに対応が必要な変更、または組織への影響が大きい機能リリース |
| 中 | すぐの対応は不要な変更(非破壊的な変更、新機能、重大変更や廃止の早期告知など) |
| 低 | 監視しておけばよい変更(組織であまり使われていないアプリ・サービスの更新など) |
関連性は新しい投稿にのみ付きます。「処理中」と表示される場合は、数分後に再読み込みしてください。
Q2. メッセージセンターのメール通知はどこで設定しますか?
メッセージセンター上部の [ユーザー設定](画面によっては「基本設定」「環境設定」と表示)の [電子メール] タブで設定します。必要な権限は、少なくとも メッセージ センター閲覧者 ロールです。
設定手順
- Microsoft 365 管理センター にサインインします。
- 左側のナビゲーションで [すべて表示] を選択します。
- [正常性] を展開し、[メッセージ センター] を選択します。
- メッセージセンター上部の [ユーザー設定] を選択します。
- 右側に開くパネルで [電子メール] タブを選択します。
- 受け取りたい通知のチェックボックスをオン/オフにします(種類は Q3 参照)。
- 必要に応じて送信先のメールアドレスを追加します(Q4 参照)。
- [保存] を選択します。
補足:表示するサービスの絞り込み
同じ [ユーザー設定] の [カスタム ビュー] タブでは、メッセージセンター画面に表示するサービスを選べます。監視したいサービスはオン、表示不要なサービスはオフにします。管理業務を複数の管理者で分担している場合に便利です。
Q3. どのような種類のメール通知を受け取れますか?
[電子メール] タブでは、次の 3 種類の通知をそれぞれ個別にオン/オフできます。チェックボックスの表記は、画面や Microsoft Learn の記事によって多少異なります。
| 通知の種類 | 設定項目(チェックボックス) | 内容 |
|---|---|---|
| 週単位のダイジェスト | 選択したサービスに関する週単位のダイジェストを送信する(記事により「毎週メッセージのダイジェストを送信する」「メッセージ センターからメール通知を受け取る」と表記) | 選択したサービスに関する投稿を週 1 回まとめて送信。既定でオン、プライマリのメールアドレスに届く |
| メジャー更新プログラム | メジャー アップデートのメールを送信してください | 少なくとも 30 日前に告知される大きな変更を個別に通知。ダイジェストとは別に制御 |
| データ プライバシー | データ プライバシー メッセージのメールをお送りください | データプライバシーに関するメッセージを通知。週単位のダイジェストには含まれない |
特定サービスの情報だけ受け取りたい場合
週単位のダイジェストでは、対象サービスを選べます。Microsoft Defender for Office 365 の変更を追う場合、Microsoft の手順では最低限 Exchange Online と Microsoft Defender XDR を選択するよう案内されています(前提として Defender for Office 365 プラン 1 または 2 が必要)。
Q4. 通知設定に関するよくある質問
Q4-1. 自分以外(共有メールボックスなど)にも通知を送れますか?
はい。[電子メール] タブの [その他の電子メール アドレス] に、最大 2 つのアドレスをセミコロン(;)区切りで入力できます。Microsoft の手順でも、別のユーザーや共有メールボックスにダイジェストを送る方法として案内されています。
Q4-2. 通知メールを止めたいときは?
[ユーザー設定] > [電子メール] で、止めたい通知のチェックボックスをオフにして [保存] します。メジャー更新プログラムとデータ プライバシーの通知はダイジェストと別に制御されるため、すべて止める場合は 3 つともオフにしてください。
Q4-3. 通知メールは日本語で届きますか?
いいえ。週単位のダイジェストなどメールで送信される投稿は英語のみです。必要に応じて Outlook の翻訳機能で読んでください。メッセージセンター画面上の投稿は、言語設定により機械翻訳で表示できます。
Q4-4. データ プライバシーのメッセージが表示されないのはなぜですか?
データ プライバシーのメッセージは、グローバル管理者とメッセージ センター プライバシー閲覧者のロールを持つユーザーに限定されています。
Q4-5. メール以外で通知を受け取る方法はありますか?
Microsoft 365 管理者アプリ(モバイル)のプッシュ通知、Microsoft Planner との同期によるタスク管理、Microsoft Graph のサービス通信 API を利用できます。